カオスへ向かって…

数値確率解析の本読み終わった。面白かったしわかりやすかった。けれどわかりやすかった分内容が広く浅くなのでこれから深く掘り下げて勉強してみたい。一年後のために。

歴史に詳しいわけじゃないけれど、人間の文化の歴史をたどってみるとカオスに向かっている気がする。たとえば音楽はバッハのとても規則正しい音楽やモーツァルトのカチカチとした音楽から近現代のドビュッシーとかメシアンとかわけわからない方向に向かっている。美術もキュビスムとかアヴァンギャルドとかわけわからない…芸術に限ったことじゃない。数学だって近代になってコンピュータの発展に伴ってカオスの研究がされている。物理はどうなんだろうか?量子カオス系とか言うのがあるらしいけれどね。自分の好きな芸術が近代なら物理もそんな感じのわけわからないことを研究したいなと思った。

一年後にはIto研に居ると自分の中で決め込んでしまっているのだが、何をやりたいかというと、大まかに言えば確率解析・統計力学数値計算だ。もっと具体的にやりたいことを言うと、量子力学コペンハーゲン確率解釈を覆して隠れた変数理論を再興する、あるいは多世界解釈を。僕はコペンハーゲン解釈はどうしても受け入れられない。だって観測ってあいまいな言葉振りかざしてる時点でおかしいでしょw アインシュタインの言った神はさいころを振らないを復興させたい。それと物理ではなく社会現象を統計力学・確率解析を使って解析する。渋滞現象、ネットワーク、金融などなど。ほかにも考えればいろいろ選択肢はありそうだ。

こんなことを書いているとなぜDoi研に来たのかわからなくなってしまうので、自分がDoi研を志望した理由もまとめておこう。固体物理がいやだ。ソフトマターという分野が新鮮さを感じさせ魅力的。非線形非平衡ってまさに現代芸術っぽいじゃないか!浸透圧とか高校の化学で何も証明なしに使っていたものが統計力学で物理的に証明されて感動を覚えた。あとこれはあとづけ(というか被るが)量子力学を使いたくない。確率解釈が信用できないので、量子力学を頼りにした理論はやりたくないと思ったからだ。あと最近きてよかったなと思った?のはDoi先生はNagoyaに居たときは完全に理論・シミュの研究室だったらしい。自分は偏見を持っていて、実験しかしてない人をあまり信用したくないからこれはちょっと嬉しかった。ほかに僕にMacBookProをくれたこととか?w ちなみに卒論はヒアルロン酸でお遊びすることになりそうです(笑) ヒアルロン酸意外と高いんですよ=3

夏休みになったら下宿を引き払うかもしれない。一限がなければ別に構わないのだ。ただ親とうまくいかないという問題もあるけれど。うちの親は変わっているから難しいんだ。別にこのことは誰に言ってもわかってもらえないし、同情してもらおうとも思っていない。自分の問題でしかないのだから。昔は結構悩んだけれど。電車のこととかもね。電車に乗ってて傘が折られたなんてこと他でありうるはずがないと思う。…今の僕は大学近くに一人暮らししているから今の自分を保っていられるのかもしれない。戻ったらどうなるか想像できない。ローレンツアトラクタのように決定論的だけど予測不能な感じかもしれない。