最近のN響アワーは

演奏家をテーマにしたものが多い。司会の方が交代してからかな?
ありとあらゆる音楽をもう知ってしまっている人にとっては、やはり、既存の音楽をどういう解釈で演奏するかということの方が興味が向きやすいのだろうと思う。
でも、僕は作品としての音楽が好きだ。ちょうど絵画を鑑賞するのと同じだ。作曲家がどういう風に思って作曲したかの方が気になるし、聴いたことのないような面白い音楽をたくさん聴きたい。
昔は横浜特集とかプロコフィエフ特集とかあって面白かったのになぁ…




先週はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をやっていたような気がする。
僕は概してロマン派をあまり好まないのだけれど、チャイコフスキーは好きだ。
ヴァイオリン協奏曲はいままであまり聴く機会がなかったのだけれども、なんと哀愁にみちたメロディーではないか!リストのバラード第1番をなんとなく連想させるような哀愁。こういうの好きだ。ラフマニノフが尊敬するのもよく分かる。
ロマン派でもチャイコフスキーはなぜ好きなのか?…ロマン派というとドイツを連想しやすい。ドイツの曲って構造重視で哲学的な重くてガチガチな曲が多い。僕はそういうのは苦手でドビュッシーラヴェルなどの軽妙な曲が好きなのだ。ロシアの作曲家たちの曲もそんなに堅苦しくないしメロディーも親しみやすいから好きだ。



五嶋みどりさんの演奏


「牧神の午後」の連弾相手がなかなか見つからない…