貧弱PCにChromeOSをインストールしてみた

ASUS L202Sという貧弱なノートPCを持っており、WindowsGUIありのLinuxではまともに使えず、Ubuntu Server GUI無しで運用していたのだが、ChromeOSならまともに使えるのではと思い立ち、調査・実行してみた。

こちらのブログ様を参考にした。基本的な手順はこちらを参照のこと。
https://smartasw.com/archives/8849

ただし、Chrome OSのイメージはこの記事で紹介されているものとは別のものを用いた。
ASUS L202SはBraswell世代のCPUが搭載されており、類似のChromebookのOSイメージとして、下記を見つけた。
https://chrome100.dev/board/terra/

こちらの最新のものでも、Chrome OS自体は動作するのだが、Androidアプリが動作しなかった。長時間の試行錯誤の結果、最も新しいもので97.0.4692.77でAndroidアプリが動くことが分かった。これにあわせてBrunchもr97のものを利用した。

利用してみた結果、残念ながらChrome OSであってもやはりもっさりだった。我慢すれば使えるかなという程度。
Androidのアプリとして、「どこでもDIGA」、「Dixim Play」を試してみたところ、操作はもっさりだが、視聴は問題なさそうだった。(ただし、Dixim Playでインターレースの1080iの動画を再生するのはスペック不足だった。)

OSのアップデートについては、いろいろ試したが、文鎮化してしまい成功しなかった。

Linux環境も試してみた。
crostiniという公式のものは動くことを確認。KVM仮想マシン)とのことなので、ただでさえ貧弱なPCには不向きと考え、すぐに削除した。
昔に使ったことのあるcroutonは、メンテナンスのみの状態とのことで、あまり積極的に使わない方がよいのかなと考え、試さなかった。
chromebrewというものが登場しており、多くのパッケージはコンパイル済ということで、試してみた。CUI環境は問題なさそうだった。GUIについては、Sommelierというものが必要なのだが、起動できずあきらめた。

バッテリーの持ちは、動画視聴で6時間程度、Web閲覧で10時間程度のようだ。
実測データ: asus l202s brunch battery - Google ドライブ

OSがアップデートできないのでセキュリティが不安だが、それはいいとしても、やはり動作がもっさりなので微妙でした。